建売住宅は、『土地』と『建物』を同時に手に入れることが出来ます。

その為、『土地を購入してから建物を建てる』という流れの注文住宅に比べると、比較的購入しやすい商品と言えるでしょう。

※当然メリット・デメリットはあります。建売住宅の購入を検討されている方は、下記の点にご注意下さい。

【その記事はこちら】

購入後に後悔しない為にも!建売住宅を購入する際の4つの注意点!!


他にも、建売住宅の金額には思わぬ”落とし穴”がある場合がある為、気をつける必要があります。

 

例えば、↓のような建売住宅が販売されていたとします。

総額3,000万【税抜】 (土地1,800万・建物1,200万)

しかし、この価格は売り手側(ハウスメーカー)が決める価格の為、本当に適正価格なのかは正直分かりません。

 

この建売住宅を、不動産鑑定士のような専門家に見てもらうと、ひょっとしたら↓のような割合になっているかもしれません。

総額3,000万【税抜】 (土地1,200万・建物1,800万)

 

『総額が3,000万であれば、どちらも変わりないんじゃないの?』

と思う方がいるかもしれません。

 

しかし、ここに落とし穴があります。

この2つのパターンを【税込】(8%で計算)にした場合、↓のようになります。

ハウスメーカー 総額3,096万【税込】 (土地1,800万・建物1,296万)

不動産鑑定士 総額3,144円【税込】 (土地1,200万・建物1,944万)

 

ハウスメーカー価格の方が、48万安くなりますね。(※過去記事でも触れている通り、土地は消費するモノでは無い為、消費税がかかりません!)

【その記事はこちら】

知らぬは恥?土地の購入時にかかる初期費用を含めた合計金額は?

 

安く購入出来るのであれば、なおさらハウスメーカーの方が、消費者(購入者)にとっては良いことですよね。では?いったい何が落とし穴なんでしょうか???

それは。。。






この土地と建物を『資産』として考えた場合です。

これも以前に触れていますが、土地は購入後に高くなることはありますが、建物は基本的に購入初日(住み始めた日)がピークで、2日目からは中古になりますから、価格はどんどん下がっていくんですね。

【その記事はこちら】

土地は購入後に高騰の可能性有り。しかし建物は絶対に高騰しない!?

 

これを踏まえて、仮に10年後を見てみましょう。

もし、ハウスメーカーが出した金額が相場価格だったとしましょう。その場合は↓のようになるはずです。

購入時) 総額3,000万【税抜】 (土地1,800万・建物1,200万)

10年後)総額2,800万【税抜】 (土地2,100万・建物700万)

相場が1,800万の土地だったとしたら、土地の価格が上昇する可能性が考えられます。ここでは300万上がったと想定しましょう。

 

しかし、実際の相場価格は↑では無く、不動産鑑定士が出した↓です。

購入時)総額3,000万【税抜】 (土地1,200万・建物1,800万)

10年後)総額2,500万【税抜】 (土地1,200万・建物1,300万)

相場が1,200万の土地だったとしたら、土地の価格が上昇は見込めない可能性が高いかもしれません。ここでは横ばいと想定しましょう。

 

これを踏まえて。購入時は確かに48万安く購入出来ましたが、10年後の資産価値を見た時、果たして”良い買い物”だったと言えるでしょうか?

(あくまでも価格だけで話をしています。満足度が高ければ問題ありませんね)

 

このようなことから、建売住宅の購入を検討されている方は、売り手(ハウスメーカー)が提示している”土地価格””建物価格”が、本当に相場価格なのかを確認した方が賢明と言えそうです。

 

10年後…20年後…資産価値が高くなる可能性を秘めているのは、やっぱり土地ですからね!