挿絵①

 

思い立ったら即行動!

・【前回記事】土地を購入する際の注意点!自分の希望の土地は絶対に見つかりません

 

私は、翌日の午前中にその土地を扱っている不動産屋さんを訪れました。担当者は40代前後と思われる感じのいい男性でした。

第一印象が非常によく、話がスムーズに進んでいく予感を感じさせました。

 

土地の購入に当たって、担当者とフィーリングが合うかはとても重要なことだと思います。今まで何度も色々な土地を紹介してもらいましたが、「ここから購入することは無いなぁ」と感じたことも多々ありましたから…。


まず最初に、この土地についての情報を詳しく教えてくれました。

 

・売りに出てから、何名も購入を考えての問い合わせはあるが、(3方向が建物に囲まれている為)現地を見て辞退される方が多いこと
・この条件に対して、土地の価格が高いこと(とは言っても、このエリアの相場を考えれば安いんですが)etc

 

やっぱり購入を考えている方は、みんな一緒なんですね。。。

 

当然、私もそこが気になりましたもん!
そりゃ、人気エリアでも中々買い手が見つかりませんよ。

しかし!!私はもう購入する気満々です。
家を建てた時に【光や風の取り入れ方】や【周りを気にすることなく生活出来る環境】は、設計士にお願いすればいいのです。
※この時点では、とても安易に考えていました。後々頭を悩ますとも知らずに…。

 

まずは、価格の交渉から始まりました。
私は、その担当者に包み隠さず今の現状を伝え、「どうしてもこの土地を購入したい!!」という熱意を伝えました。(これは重要なポイントです。不動産屋を尋ねるお客さんの中には冷やかしも多いので、本気度を伝えないと担当者の方も必死で地主に交渉してくれません。)

担当者の方も、私の熱意が伝わったのか、全力で地主に掛け合ってくれると約束してくれました。担当者の方からの提案はこうでした。

 

『人気エリアにも関わらず、半年近く買い手が見つからないこの状況を地主に伝え、1坪あたり3万円の値下げを持ちかける』

話を聞いたら、地主さんはこの地域(県)には住んでおらず、3方向が建物に囲まれていることや何人もの購入希望者が現地を見て辞退している状況を、しっかりと把握出来ていないとのこと。その為、この不動産屋さんもそろそろこの価格では売れないと思うので、少し値下げをしてみては?と交渉しようとしていたとか。

 

「うんうん!いいねぇ。でもそういう状況であれば、もうちょっと強気で行かせて下さい。坪単価5万値下げで交渉お願いします!!」

 

担当者の方は苦笑いをしていましたが、1坪5万円の値下げで交渉を進めることで話がまとまりました。

 

「先程もお伝えした通り、地主さんはこの地域(県)には住んでいません。なので、交渉は全て電話とメールになります。当然会って交渉するよりも難しいですが、全力を尽くします!」

力強いお言葉をいただき、私はその交渉結果を待つことになりました。 この条件で地主がOKを出してくれればいいのですが…。

 

数日後、担当者の方から着信が…。ドキドキしながら電話をとりました。






「坪単価ですが、5万の値下げは難しかったです。しかし3万5,000円なら値引きしてくれると言っています。ここで手を打ちませんか?」

 

キターーー!!!

 

しかし…。この時の私は、既にウキウキのノリノリのイケイケです。そんな状態なので、当然欲が出てしまいました。私は4万円値引きで再度交渉出来ないか?とお願いをしました。

 

「話をした感じでは正直難しいと思いますが、それではもう1度交渉をしてみます。でも、こういう取引はあくまでタイミングだったり信頼関係で成り立つので、地主さんが『だったら別の方で』とそっぽを向いてしまう可能性もあります。その時はこの話自体が流れてしまいますが、大丈夫でしょうか?」

 

この言葉で我に返りました。
でも、ここは引くべきでは無いと思い、その際はこの土地の購入を諦めることを伝え、再交渉をお願いしました。

後日、担当者の方より

「○○さん(私の名前)、会ってお話したいのですが、近日中にご来店いただけませんか?」

 

その含みを持った言い方と、担当者の方の力無い言葉から、交渉がうまくいかなかったことは鈍い私にも分かりました。その日の仕事終わり、私はその不動産屋さんに行きました。

 

「今回の値引きについて地主さんが○○さん(私の名前)に不信感を持っています。ひょっとしたら破談になるかもしれません…」

 

地主さんとしては『先祖代々受け継がれてきた土地を気持ちよく売りたい』という思いが強いらしく、私の2度目の値引きについて良く思わなかったそうです。

物事には表裏があり、着地点を間違えると話がまとまりません。今回は、正にその着地点を私が見誤った形になってしまいました。

担当者の方は『私の交渉が下手くそで…』と気遣ってくれましたが、今回その(破談になる)可能性があるという忠告を受けたにも関わらず、再交渉をお願いした私に責任があり、こうなってしまったことは全て私の責任です。

 

冷静になって、もう一度この土地のことを考えました…。ここ3~4年間の土地探しのことが、頭の中を走馬灯のように駆け巡りました。そして出た答えは

 

やっぱり購入したい!!!

 

私は、担当者の方に

「前回の交渉金額(坪単価3万5,000円値引き)で購入させて欲しいと、もう一度地主に掛け合って頂けませんか?」

とお願いをしました。

 

「そう言うと思っていました。お約束は出来ませんが、私も全力を尽くします」

 

3日後、交渉がうまくいったという連絡がありました。後日店舗に行った時に、担当者の方と握手をしたことはきっと忘れないと思います。

土地の購入に当たり、その土地が気に入るというのは大前提ですが、自分の為に真剣になってくれる不動産屋の協力無しでは成立しないと感じました。私は本当に運が良かったと思っています。

 

ここまで色々ありました。

 

妻が妊娠した時は、自分の気に入る土地が出るまで、「まずは中古マンションを購入してそこに住もう」とも考えました。実際に何ヶ所かマンションも見に行きましたし。

でも…しっくり来なかったんですよね。やっぱりマンションを購入したら、きっと腰が重くなるだろし、土地を購入するという動きはもうしないんじゃないか…と思っていたので。

 

こうして、私の長い長~い土地探しが終わりました。

次はいよいよ土地を購入する契約をします。でも契約ってどうやってするの?