地震や津波とは、縁が切れない日本。

そうなると、元々の地盤が固いというのはポイントが高いですね。埋立地に建っている住宅は、どうしても不安が残ります。

【その記事はこちら】

埋立地を購入して家を建てる。どんなメリット・デメリットがあるの?


しかし。

例え、地盤が固かったとしても、住宅の造りによっては、地震が起こった際に被害を受ける可能性があります。

今日は、”地震に弱いとされているマンションの造り”について、書いていきたいと思います。

 

まず、筆頭はピロティタイプのマンション。

【ピロティについての記事はこちら】

ピロティとは何を指すの?狭い土地に効果的なピロティのある住宅。

ピロティは1階部分が駐車場になっていることが多い為、基本的には1階部分は柱だけの空間になっています。マンションで一番重量がかかってくるのは、考える間もなく”1階部分”です。その1階部分に壁が無く、柱だけで建物を支えているピロティタイプは、不安定な構造といえます。地震によって1階部分がつぶれてしまった事例は、数多くあります。

 

L字型・コの字型のマンション。

建物の形は、なるべく一直線の方が耐震性が高いと言われています。なぜでしょうか???

↓の図をご覧下さい。

地震が発生した場合、L字型やコの字型は↑の赤いつなぎ目部分からヒビが入っていきます。2つの構造体をつなぎ合わせている部分の為、強度はこの部分が一番弱いんですね。

 

その為、この部分にはエキスパンションジョイントが使われています。






エキスパンションジョイントとは、形の違う構造物をつなぎ合わせる際、様々な外力を吸収する為のつなぎ目です。↓の写真を見た方が分かりやすいですね。

wikipediaより抜粋

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8

 

大きな橋だったり、L字やコの字のつなぎ目部分には、このようなエキスパンションジョイントが使われています。

※中古マンション(特に築年数が経過している建物)については、エキスパンションジョイントがとられていないマンションもあります。注意して下さい。

 

しかし、『エキスパンションジョイントが使われているから安心』というわけではありません。ここ数十年で起こった大地震(阪神大震災、東日本大震災等)では、エキスパンションジョイントをとられているL字型やコの字型マンションでも、相当な被害があったようです

耐震性だけを考えると、↓のように少し間を空けることで、同じ形でも耐震性がグッと上がります。

 

先日、中古マンションを内覧する際の注意点について書きました。

【その記事はこちら】

中古マンションの内覧について。注意して見るべきポイントとは?

 

もし、L字型・コの字型の中古マンションの購入を検討されている方は、↑の内覧時の注意点に加えて、つなぎ目にエキスパンションジョイントが使われているかも確認した方が良いと思います。

 

(恐らく)人生で一番高い買い物である住宅。

安心して、長く住める住宅に巡り合いたいですね。